ここは葛飾、柴又。あの寅さんの、いや、あのZORNの愛するダウンタウン。クリスマスムードは全くないけど、ここならゆっくり、穏やかな時間を過ごすことができる。イヴに出かけるなら「やぶ忠」もいい。何を食べても、安くて、美味い。
about FISHERMAN ROLL NECK SWEATER
クリスマスにはモスグリーンのセーター。本当は、赤を着たいところだけど、濃紺の服ばかり着ている自分には、やっぱりなかなか勇気が出ない。モスグリーンなら、クリスマス後でも着やすいし、しっぽりムードの帝釈天にもピッタリだ。90年代に流行ったロール状のネック、裾、袖が特徴で、身幅が広く、アームホールが太いから、カットソーっぽく使える。
about TEDDY PANDA
パンダのぬいぐるみは、90年代に〈ノーティカ〉が作っていたことから、復刻させたもの。ノーティカジャパンが発足してから、毎シーズン僕らが作ってきた定番で、これが三代目。初代はリバーシブルの赤いフーディ、二代目はグリーンのリバーシブルフーディ、そして三代目はグリーンのフィッシャーマンセーター。来年はアイデアもないから、もう作らないかな。きっとこれが最後のパンダ。
about SOBA
ここの鉄板メニューは、柴又揚げと刺身こんにゃく、そして蕎麦。締めは大盛りのざる蕎麦でキメる。ここのお店は、挽きたて、打ちたて、茹でたての麺を、格安かつ大盛りで提供してくれる。蕎麦屋でいつも思う「なんか足りない」という気持ちになることはない。
about SABAZUSHI T-SHIRT
今年は縁があって、やたらと京都に行った。いい飲み屋がたくさんあって、いつ行っても楽しい街だ。京都といえば、鯖寿司。東京にはあまりないけど、お酒を飲みながら、本格的な鯖寿司を食べられる最高な店が、京都にはある。それが「日常」。雰囲気も良くて、いつもたくさんの人で賑わっていて、オリジナルTシャツもやたらかっこいいのだ。これは廃盤ということで、前回、店主にいただいたもの。デザインは、グラフィックデザイナーのフクナガコウジさんによるもの。プリントTシャツは、グラフィックに込められた気持ちが大事。そう思うと、洋服屋で買うよりも、飲食店に置いてあるお土産Tの方が、なぜか欲しくなってしまう。しかし、このロゴ、なんか見たことあるんだけど、なんだっけなぁ。
about LONG SLEEVE T-SHIRT
これも京都にあるバーのTシャツ。「日常」に行った時に、横に座っていたのがここの店主だった。それで翌日、一人で行ってみたら、空間もカッコ良くて、飯もうまくて、Tシャツにも一目惚れしたのだった。それもそのはず、元々、ここの店主はグラフィックデザイナーだったそう。そしてここは、バーではあるのだけど、あちこち食べ歩いている店主だからこその料理があって、それがなかなかいい感じなのだ。
about SNEAKERS
永遠の定番、キャンパスをファットにして、いい感じにしたのがこのモデル。第一段のポップなカラーリングに対して、今季は冬に合わせやすい、渋いカラーのセレクション。色に悩んだけど、全色買ってしまった。クリスマスの今日は、セーターに合わせてグリーンにした。
about MOCCASIN
僕が色と革を決めてオーダーしたラッセルモカシンが、この冬から「ブルーブルー 神田」だけで販売されている。クリスマスプレゼントで悩んでいる人がいたら、これにするのはどうだろう? 手に取ったら、絶対に買いたくなってしまうはず。それくらい、魅力的な一足だ。
オイルが染みて、ぬめっとした肌触りの革は、ガッチリした分厚さで、まるでグローブ。ずっと触っていたくなるような安心感があるのだ。そして、アメリカ製にこだわってハンドメイドで縫い上げられた縫製は、アウトドア用なだけあって、重厚な雰囲気。武骨さがありながらも、独特なデザインだからこその繊細さも併せ持つ。ローファーのようなUチップのトゥは、ストレートフィットのデニムやスラックスはもちろん、ボリュームのあるパンツやスエットパンツにも合わせやすくて、一生履き続けられるだろう。実際、僕は20年以上愛用している。
about MAMEITA
「やぶ忠」に行ったら、必ず買って帰りたい「豆板」。ここで製造しているこのお菓子は、材料に余計なものを入れていなくて、落花生と水飴だけでできている。シンプルでなんだかクセになる美味しさ。
やぶ忠 帝釈天参道店
住所:東京都葛飾区柴又7-7-8
電話:03-5668-6658
時間:10:00〜17:00
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