about ANTI VIRUS BIG BALMACAAN COAT
BROOXON+A.HのSOLOTEX®×CLENSE®抗ウイルスビッグバルマカーンコート(フリースライニング付き)
あるとき、京都に住む澤田さんが「抗ウイルスの生地が手に入りそうで、もしかしたらコロナに効くかもって話です。なんか服でも作りますか？」というLINEをくれた。神経質な自分にとって、そんな夢のような生地があるのか！ と喜び勇んでさっそく進行。完成したのがこのビッグシルエットのバルマカーンコートだ。今はブルゾンが着たい気分なんだけど、プロテクトという意味ならば、ロングコートの方が絶対にいい。そして、フォルムは大きくいたいから、着丈は長く、身幅は広く、そして釜底はたっぷり、太くしてもらった。
〈BROOXON+A.H〉SOLOTEX®にCLENSE®で抗ウイルス加工を施したビッグバルマカーンコート（フリースライニング付き）¥85,000+TAX ※ライナージャケットはCLENSE®加工されておりません、共地のポーチ「BUG BAG」¥8,000+TAX、〈LUNGE〉ランニングシューズ「INTEGER WALK CUSHION」¥33,000+TAX（すべてBarrio）、〈談話室とAH.H〉モールスキンのパジャマ¥26,000+TAX（フレッシュサービス ヘッドクオーターズ）、〈CHICSTOCKS〉ウォッシャブルメリノウールのタートルネックロングスリーブTシャツ ¥16,000+TAX（ノーデザイン）、〈TAKATO KNIT〉ニット立体2重マスク ¥1,200 TAX in（表参道・新潟館ネスパス）、〈HEALTHKNIT〉ソックス¥2,300+TAX（HIGH！ STANDARD）
about STYLING
コートのなかには何を着たってOK。スエットだって、パジャマだって、スーツだって大丈夫。だって、なかはほとんど見えないのだから。色はスタンダードにネイビー。ライニングはチャコールグレー。その辺りの色にあわせれば、間違いはない。
言い忘れていたが、重要なことがひとつある。これは絶対に伝えなければいけない。というのは、抗ウイルスとは言っても、必ずしもコロナに効くとは言い切れないということだ。そもそもこの生地は「SOLOTEX®」という、ストレッチ性がありシワになりにくい生地に対して、クラボウが開発した「CLENSE®」という抗ウイルス効果がある加工（50回洗濯しても維持できる）を施したもの。クラボウが行った実験においては、99％新型コロナウイルスを抑制できたのだけど、“その実験時に使った生地は「SOLOTEX®」ではない”のである。新型コロナウイルスを使って実験をするには、かなりの時間を要するために、そのデータはまだないのだ。だからここで「コロナに効く！」なんてことは絶対に言わないように！ と澤田さんにキツく言われているのだ。ただ、「CLENSE®」の加工技術は医療関係や食品工場などで利用されているし、その他のウイルスの抑制にはつながるそうだ。だから、普通のコートよりもだいぶマシ。それだけでも僕は安心なんだけどね。
ポケットは“２LDKのような構造”になったものが左右に付く。もっとも大きくて深い部屋が一つあって、そのなかに、リップスティックなどが入るような小型のスペースと、財布などが入る中型のものが存在する。この仕様はアウターだけではなく、ライニングにも同じように付いているから、計4カ所の2LDKがあることになる。
内側のライニングはフリース。取り外し可能。オールシーズン着ることができる。
about ANTI VIRUS POUCH
BROOXON＋A.HのSOLOTEX®×CLENSE®の抗ウイルスポーチ
このポーチも同じく抗ウイルス生地でできている。なんでも入って便利だし、ロープのネイビーがすごくいい色に仕上がって、気に入っている。ただ、一つ問題がある。コートのなかになんでも入ってしまうから、これを着るときには、まぁあまり必要ないということだ。ただ、他の服を着るときには、かなり便利。財布にケータイ、アルコールジェルに、イヤフォン。コロナ禍の今、必要なあれこれをしまっておくのに、とても最適。ちなみに、同じ生地で帽子も作った。
〈BROOXON+A.H〉SOLOTEX®にCLENSE®で抗ウイルス加工を施したポーチ「BUG BAG」¥8,000+TAX（Barrio）
about MASK AND WASHABLE WOOL TURTLE NECK T SHIRT
TAKATO KNITのコットンニットマスクとCHICSTOCKSのウォッシャブルウールタートル
マスクは前回も紹介した、新潟で作られているオーガニックコットンのもの。いまや、服の色に合わせたマスクを取り揃えておくのも、暇つぶしの一環ってくらい当たり前となりつつある。楽しいマスクライフには欠かせない。タートルは、ウォッシャブルウールでできているもの。素材そのものの天然の力が、温度や湿度をある程度コントロールしてくれるから、汗をかいても快適な暖かさをキープできる。
〈TAKATO KNIT〉ニット立体2重マスク ¥1,200 TAX in（表参道・新潟館ネスパス）、〈CHICSTOCKS〉ウォッシャブルメリノウールのタートルネックロングスリーブTシャツ ¥16,000＋TAX（ノーデザイン）
about TRAINERS
LUNGEのランニングシューズ
スニーカーは〈ルンゲ〉。今でもドイツ製を貫いているブランド。サイドパネルに、あからさまなロゴマークを付けていないってところに惹かれる。もはや中国でも立派なクオリティの靴を作れるのかもしれない。でも、自国の雇用を守り、品質を管理し、外に情報を漏らさずに作り続けている姿勢がこのブランドの素晴らしいところだ。〈ニューバランス〉のアメリカ製やイギリス製にグッと来てしまうのも同じ理屈なのかもしれない。プライドこそが、ブランドの魅力なのである。ドイツの職人が作る靴なんて、履きたいに決まっているのだ。クッショニングも最高。
〈LUNGE〉ランニングシューズ「INTEGER WALK CUSHION」¥33,000+TAX（Barrio）
about MOLE SKIN PAJAMA
談話室とAH.Hのモールスキンパジャマ
寝るときはもちろん、近所を出歩くときにも、部屋にいるときにも着られる、1マイルウェアとしてのパジャマを南くんと作った。スエットのセットアップの方が1マイルウェアにふさわしいという人もいるかもしれないが、LAやニューヨークにそれを着て行く自分にとって、あれはただの日常着だ。家にいるときは全身ピタピタのウールのインナーウェアのセットアップを着ている。寒い日はその上にパジャマ。だからそのままコンビニなんかにも行けたら便利だ。明らかにパジャマなんだけど、あえてそのスタイルで押し通す方がいいと思う。近所なのだから。素材さえ良ければ、馬鹿みたいには見えない。これは、札幌のセレクトショップ「MaW」で販売したのと同じ形の生地違いで、コットンとキュプラでできている。後者はコットンリンターという、綿花を採取した後の綿実の表面に密生している数mmの繊維。吸湿性、放湿性があり、シルクのようにしなやかだから、パジャマには最適だ。サウナの館内着のようなイメージで、あえてロゴを入れた。ロゴとかいらないだろって、いまさら思ったりもしたのだけど、まぁ、こういうのもいいと思う。ない方がいいという人もいるだろうけど、外でも着るなら、これくらいのシャレがあってもいいんじゃないかなと思う。色は黒に限りなく近いネイビー。1サイズ。
〈談話室とAH.H〉モールスキンのパジャマ¥26,000＋TAX（フレッシュサービス ヘッドクオーターズ）
