about STACKS BOOKSTORE
通学路や放課後に、思いもよらぬ物事に出会い、社会や文化を知る。ファッションやストリートカルチャーはそんな脇道で発達するんじゃないのかなぁって思う。「STACKS BOOKSTORE」で展示するアートや販売しているグッズたちは、そうしたなかに存在している。だからきっと、そのシーンをよく知る人にしか扱えない貴重な作品ばかり。誰にでもできる仕事ではない、丸郎くんらしい店が完成した。この日は〈NAUTICA〉のイベントの日。少し早めに行って撮影させてもらった。
about RECYCLED FISHING NET JACKET AND SHORTS
〈NAUTICA〉では、できるだけ自分が着たい服を作ってもらうようにしている。それが1番手っ取り早い環境への配慮だから。とはいえ、違う趣味の人もいるだろうから、幅は広く持たなければならないから、なかなか難しい。生地を見直すのはどうだろう? と思って、まだ始めたばかりなのだけど、海に捨てられている漁網の生地で服を作ってもらった。
漁網を集めて作ったリサイクルナイロンに、ポリエステル、レギュラーナイロンを混ぜて作られた生地。適度に張りがあって、撥水機能があるから、秋の雨の時期にもちょうどいい。
デザインチームからの提案で、アメリカ軍のジャージをモチーフにしている。古着だと理想的な大きさのものがなかなかないから。ナイロン特有のツルッとした感じがなく、ガサガサした肌触りなのも、すごく気に入っている。ネイビーと黒もあり、ショーツだけではなく、ロングパンツもある。
about SWEAT HOODIE
前々から、女性の間で人気という噂は聞いていたけど、ヘビーウェイトに慣れてきた自分にとって、このスエットとの再会は衝撃だった。手に持った瞬間、か、軽い! と思った。こんな不思議なことってあるのか!? 〈AURALEE〉デザイナーの岩井くん曰く、「柔らかい風合いの甘撚りにした超長綿を使用し、ふっくらと編み立てた生地を作りました。稀少な起毛機によりボリュームと軽さを出しています。表面の滑らかな肌触りと、驚くほど軽く柔らかい素材感が特徴です。着用時、横から見た際に後ろ身頃が上がりすぎないようなパターンに調節しています。身幅はやや大きめですが着丈をやや短くし、スッキリとしたサイズ感にしてあります」とのこと。さすがです。
about STACKS
〈STACKS〉のZINEは面白い。グラフィティアートに精通している彼だからこそ知りえるアーティストたちのプロフィール付きで、作品の写真を掲載。これは〈NAUTICA〉の鎌倉野菜と自然派ワインのイベントに作品を提供してくださった3名のアーティストを紹介するために、特別に制作されたもの。これなしでは、イベントの全貌を把握することはできない必携の一冊。〈STACKS〉「AUGUST 2021」¥2,200(STACKS BOOKSTORE)
about RIPSTOP CONVENI BAG
こないだのイベントに合わせて作ったコンビニバッグ。あえてスマートにせず、鈍臭さギリギリにしたデザインが気に入っている。本来、ヨットの帆に使われるリップストップの生地だから、頑丈。〈NAUTICA+加藤農園+STACKS+Nuzzella〉CONVENI BAG ¥4,950(NAUTICA JAPAN)