普通の服、
普通のスタイル。

〈ポロ ラルフ ローレン〉のポロシャツは、一枚は持っていなければいけないアイテムだ。なぜなら、それはどこにでもあるようでいて、唯一無二の存在だからだ。

ここのポロシャツは、ボタンを留めず、襟を適度に立たせ、雑な感じに着ることを前提に作られている。たぶん。。もしそうではなかったとしても、そうして着た方が断然、かっこよく見える服なのだ。

他ブランドのポロシャツを、雑な雰囲気で着ようとしても、なかなかこうはキマらない。襟の厚さと柔らかさ、前立ての幅と長さなど、計算されたディテールの作りが、この着方を実現させるからだ。ただ、いつものようにオーバーサイズで着る時には、Vゾーンが深くなりすぎて、このバランスは作りにはくくなる。

はじめから程よくウォッシュがかかっている、〈ポロ ラルフ ローレン〉のポロシャツは、素材感に風合いがあり、買ったその日からいい感じ。洗えば洗うほど、さらに表情が良くなり、魅力が増す。「ラルフ ローレン 銀座」に集まったたくさんのヴィンテージを手に取って見ると、それがよくわかる。ひとつひとつが、堪らなくいい顔をしているのだ。使い込まれた道具のような存在。それが〈ポロ ラルフ ローレン〉のポロシャツなのだ。是非、お店に足を運んで、それを確かめて欲しい。今月末には、「ラルフ ローレン 銀座」にて、松任谷正隆さんとトークショーを行うことになった。AH.Hファンクラブの会員のために、席も用意してもらえることになった。興味のある方は是非！