about POLO RALPH LAUREN + BEAMS
ここ何シーズンか続いている、「BEAMS」による別注の〈POLO RALPH LAUREN〉。今季もまたビッグシリーズが復活する。 〈SSZ〉の加藤さんからの提案により、光栄なことに、僕も関わらせていただくことになった。「BEAMS」の得意な、「いつもとは逆位置に配置されたポニー」を踏襲して、ちょっとだけ新しいビッグシリーズに仕上がった。
about CHINO PANTS
今回の別注で、仕上がりを最も楽しみにしていたのが、チノパン。シルエットはいつものビッグチノのままなんだけど、あえて「膝上にポニーマーク」。何でもない雰囲気の太いシルエットは、最近ではたまに見かけるけど、90年代初頭には、アメカジブランドにもデザイナーズブランドにも、見かけることがない、唯一無二な存在だった。
オリジナルシルエットのそのパンツに、オリジナルにしか使うことができないポニーマーク。きっとこのディテールは、ブランド史上初めてではないかと思う。今回、ベージュと白のアイテムにはマルチカラーのポニーを。ネイビーのアイテムには、スカイブルーのそれを、刺繍してもらっている。
about COTTON TURTLENECK T SHIRT
コットンタートルは、すごく好きなアイテムで、『POPEYE』時代には、〈L.L.BEAN〉のそれをよくモデルに着せていた。なぜかというと、90年代の『POPEYE』で、ポニーマークがネックに入ったビッグサイズのそれを見たことがあったから。あれはいまだに手に入れられていないまま。今回作っていただいたタートルは、かなりタイトなフィットで、現代のラルフローレンらしい雰囲気に仕上がっている。
コットンタートルは、クルーネックのスエットにも合わせやすい。そう、以前に販売したロスアパのスエットが、グレーだけ、タートルネックではなく、クルーネックだったのは、実は個人的にこれを合わせて着たかったからなのだった。
about BIG OXFORD
ビッグシャツではなく、ビッグオックスフォードが正しい名称。90年代初頭、いつもの場所に付くはずのロゴが裾に付いているというだけで、気が狂いそうになるほど、欲しかった。代わりに、胸には大きなパッチポケットが。 シルエットは当然大きいのだが、その大きさの具合が絶妙。身幅は広く、丈は少し短めで、アームホールは自然な太さ。アメリカものにありそうなサイズバランスは、他のデザイナーズブランドには、きっと作れない普通さがある。
about TWO PONY SOCKS
以前から「BEAMS 」の企画する〈POLO RALPH LAUREN〉の別注ソックスには、2つのポニーが付いていることがある。これもブーツの中に隠れているが、きちんともう1つ、存在している。編み方やリブの太さなどは、今回のために作られたもの。
about LONG VISER CAP
バイザー部分の長いキャップが、かつて存在していた、というのはこのプロジェクトの担当であり、「BEAMS」屈指の〈POLO RALPH LAUREN〉コレクター、新井くんが教えてくれた。だから今回、バイザーはその仕様。ただ少し、いつものと違うのは、ポニーマークが後ろについているということ。表はあえて無地。前にポニーがいたほうがいいって時もあるけど、たまには後ろにあったっていいと思う。
POLO RALPH LAUREN + BEAMSについて
詳しい販売方法は、「BEAMS」のオフシャルサイトのNEWSページをご確認ください。