秋刀魚と書いて、さんまと読む。つまり秋の魚である。その季節のものを食することは、良いことだと聞く。寒くなったら秋らしい素材感の服を着るように、その時に旬な食材を食べたいもの。それが人生の醍醐味だ。だからスタイリストは、秋になったら秋刀魚を食べるべきなのだ。
これは数日前、代官山の行きつけの定食屋『末ぜん』でいただいたもの。入荷したことを若旦那が教えてくれたから、わざわざタクシーを飛ばして食べに行ったのだ。僕が働くエリアで、こうした和食を食べられるお店はほとんどない。おそらく、ここだけ。だから僕はなんだかんだと20年近く通っている。日本人には和食が一番だ。とはいえ今年の秋刀魚は、不漁のために高騰していると聞く。かなりのレアものをいただけたということ。なかなか食べられる機会は少ないだろう。
ここのお店で今の時期にもっとも人気なのは、どうやら、『さばの塩焼き』。ある日、入店のために並んでいたら、3歳くらいの男の子が、『塩サバ』をオーダーすることを何度も両親に宣言していた。それほど、老若男女に人気なのだろう。実際僕も食べてみたら美味しかった。是非、一度ご賞味を。
そういえばこの時期になると、富ヶ谷の「アヒルストア」で、定番メニュー『秋刀魚のコンフィ』を毎年いただいている。今年は食べられないのかなぁ。。