about NAVY SINGLE BREASTED BLAZER
金ボタンのブレザーが着たい。スエットばかり着て過ごしてきたから、たまにはピリッとしたくなったのだろうか。まさかこんな気持ちになるとは思わなかった。散々、同じ服を着すぎると、こういう結果が待っている。だからファッションの世界は奥が深い。ブレザーは〈ディガウェル〉が手がける〈J.プレス オリジナルス〉のカプセルコレクション〈クレスト〉のやつ。肩が適度に落ちていて、全体にややゆとりがあるシルエットは、少しカチッとして見えるけど、そこまできちんとしすぎず、ちょうどいい。
ピリッとしたいと言っても、そこまできちんとしたいわけではないし、ジャケットを着てるからと言って誰に会うわけでもないし、どこに行くわけでもない。ただ、一歩外へ出るときに、そういうのをちょっと着て楽しみたいってだけだ。だから合わせるのは、渋カジっぽくダメージデニム。これくらいコントラストがある方がいいし、味出し加工デニムってなんだかちょっと新鮮だ。ちなみに、ブレザーは1着持っていればいろいろ使えるから、持っておくと便利。スエットのセットアップの上に着たっていいし、結婚式の時やすごくいいレストランに行くときだって、いつもの服装の上に着ておけば、なんとなくそれらしく見えてくれる。シャツやネクタイをしていないからって、咎められることは今の時代にはないだろう。ただ、葬式に着るのだけは、やめた方がいいかもしれない。
about DAMEGED DENIM PANTS
色落ち加減はユーズドの「501」みたいな雰囲気だけど、シルバータブのようにシルエットはやや太めで、いつもの雰囲気で穿けるから気に入っている。最近はレギャラー古着ですら、手に入りづらくなっているようだし「505」でさえ、かなり大きめを穿かないと、いつものビッグシルエットにはならない。でも、こういう味出し具合のデニムが今、あらためて穿きたい気分。