AKIO HASEGAWA. HOUYHNHNM

2021.4.22 Up
Style of Authentic

普通の服、
普通のスタイル。

Case 46
キャンディストライプのポロカラーシャツと、マルチカム10ポケットパンツ。
春になると、なんでもない普通のシャツが着たくなる。一番好きなのは、ゴワゴワしたオックスフォードのやつ。洗い晒して、アイロンなんてかけずに適当に着るだけ。あちこち寄り道したとしても、結局ここに戻って来ちゃうんだ。ていうかお前の服、デカすぎないか?

〈BROOKS BROTHERS〉CANDY STRIPE POLO COLLAR SHIRT ¥20,900(BROOKS BROTHERS JAPAN), 〈TRU SPEC〉MULTICAM 8POCKET RIPSTOP PANTS ¥11,210(REPMART), 〈Timberland〉 MOCCASIN「3-EYE CLASSIC LUG」¥19,800(VF JAPAN), HAT , COTTON SWEATER AKIO’S OWN

シャツをたった一枚だけ手に入れたいのなら、〈ブルックス ブラザーズ〉。ボタンダウンを世界で最初に作ったブランドだ。つまり、ここ以外で作られた物は、全て模倣品。言い過ぎか、いや、でもどうやら本当のこと。これこそがホンモノ。元祖ボタンダウンシャツなのだ。正式名称は、ポロカラーシャツ。あのアンディ・ウォーホルは、初めて得た広告の仕事のギャランティを使い、100枚もまとめ買いしたという。彼も愛用していた一人なんだ。

about CANDY STRIPE POLO COLLAR SHIRT

ここの最大の魅力は、襟のロール。タイドアップする場合でも、しないときも、常に美しい形状が生まれるように設計されている。とはいってもネクタイはしない予定だから、ネックサイズはあえて普段よりも2サイズ以上大きい17にした。そうすることで身幅も大きくなると、お店の人が教えてくれた。

既製服をアメリカで最初に作ったのも、実はここ。いや人類史上初めてなんじゃないだろうか(たぶん)。いずれにしても全てのはじまりを作った偉大なブランドだ。〈BROOKS BROTHERS〉CANDY STRIPE POLO COLLAR SHIRT ¥20,900(BROOKS BROTHERS JAPAN)

200年前の創業時から作り続けてきているアメリカ製のポロカラーシャツ。アジア製のものがほとんどになった今も、細々と販売され続けている。首回りはハーフインチ刻み、アームは1インチ刻みで展開されていて、自分にぴったりなサイズを買うことができる。シルエットは大きい順に「マディソン」「リージェント」「ミラノ」の3種類あったのだが、僕が愛用していたビッグな雰囲気のものは、いつの間にかなくなり、今では後半二つだけになってしまっていた。久しぶりに買ってみようと移転した新・青山店に行くと「US生産のものは、今ある在庫が最後かもしれないです」とのこと。そもそもMADE IN USAのシリーズ自体が終了してしまう可能性があるようだ。「ネックサイズを大きくすれば身幅も大きくなりますよ。」という店員さんの言葉を信じて、真ん中のシルエットである「リージェント」でネックサイズを2サイズ上げたものを購入した。ちょっと細いけど、実は最近、他人の服を見て「それ、デカすぎだろ?」と感じることがしばしば。オーバーサイズの服を大きめに着る時には、気をつけないとデカくなりすぎることがある。だから最近は、トップスだけでも、少し小さいサイズにしてみようかと思っていたところ。そんな自分には、ちょうどいいのかもしれない。

about MULTICAM 10POCKET RIPSTOP PANTS

今まで出会ったことがないくらい、かなりゴワついている軍パン。この生地感が、大きいシルエットをしっかり出してくれる。ポケットは腰とお尻と膝下に2つずつ。両腿にも2つずつ付くのだが、その内側にだけそれぞれ隠しポケットが一つづつ付けられている。ここまでしっかり作られていてこの値段は安い!〈TRU SPEC〉MULTICAM 10POCKET RIPSTOP PANTS ¥10,200(REPMART) , 〈Timberland〉 MOCCASIN「3-EYE CLASSIC LUG」¥19,800(VF JAPAN)

ゴワゴワしたシャツには、同じような素材感のパンツがぴったり。だからオックスフォードのシャツにはデニムやチノも合うのだけど、軍パンもなかなかだ。これはたまたま入った秋葉原のサバゲー屋さんで購入した〈トゥルー スペック〉のもの。今まで見たことがないくらいガッチリしたリップストップの生地でできていて、大きいシルエットをしっかりと作ってくれる。柄は「マルチカム」というCRYE PRECISION社が開発したカモフラージュパターン。これを改良したものが、「OEFCP」と呼ばれるもので、アメリカ陸軍でも使われている。油絵のような少し深みのある色合いは、野暮ったく見えなくもないけど、爽やかなキャンディストライプに合わせると、ちょうどいい気がする。

その昔、フランス軍のパンツにもあったけど、こうしてウエストに装備されているドローコードは、すごく便利。まるで〈SSZ〉。いや、さすがに軍モノの方が先か。これさえあればベルトはいらない。

INFORMATION

BROOKS BROTHERS 0120-185-718
REP MART repmart.jp
VF Japan 0120-953-844

STAFF

Direction&Styling&Text_Akio Hasegawa
Photo_Seishi Shirakawa
Hair_Kenichi Yaguchi
Edit_Ryo Komuta,Shun Koda

CONTENTS

TAG SEARCH

ARCHIVES