about BUTTON DOWN SHIRT
新しいシャツを買う。それだけでちょっと気分がいい。少しきちんとした服は、いつになく利口そうに見えるし、自粛生活でダラダラしていた僕を、ピリッとさせてくれる。まず選ぶべき一枚は、絶対に白。たとえ似合わなくても、気持ちと見た目をリセットしてくれる。
〈ノーティカ〉のビッグシャツは、普通でスタンダードなオックスフォード生地のボタンダウン仕様。今の気分を反映させたゆったり大きめシルエットになっている。アウトして着ると、右裾にはオールドスピネーカーマークが見えるように配置してある。当然、ネクタイをするために作っていないから、タイドアップするには向いていないけど、その分、襟やネックのあしらいがコンパクト。一枚でもTシャツ感覚で着ることができる。
about MARPAT DIGITAL DESERT PANTS
オックスフォードのように生地がガッチリしているシャツには、肉厚なチノパンやデニムが、普通でいて、相性もいい。今、僕が気にいっているのは、アメリカ軍海兵隊U.S. MARINE CORPの砂漠用の迷彩(MARPAT)パンツ。タフで地厚な軍パンなら、生地感で負けることはない。このカモが登場した2000年初頭、僕はチョコチップやスリーカラー、チェコスロバキア軍の柄なんかを愛用していた。茶系のトーンは合わせやすく、カラーリングを綺麗に収められるから、他のカモよりも断然扱いやすかった。あの頃は、この柄がガチすぎて嫌だったけど、今では目が慣れたのか、普通に感じられる。
靴は、いつものワラビーやデザートブーツ、スニーカー、なんでも合ってしまうのだけど、少し気分を代えてティンバー(ランド)の3アイレット。ミリタリーっぽくしないのも新鮮でいいかなと思った。