about CASHMERE HOODIE
水谷くんのカシミヤフーディ。
ある日、南くんが「カシミヤのセーターだけでブランドをやっていきたいっていう変な奴がいるんだよ」。そう言って見せてくれたのが〈ボーディー〉のフーディだった。ブランド名は、カシミヤの発祥の地であるカシミール地方の言葉、サンスクリット語で「悟り」という意味だそう。
着込んでボロくなってきたアメリカ物のスエットがすごく好きだったから、そのシルエットのまま、カシミヤのセーターをつくったという。通常、サイズは1(M)と2(L)のみだけど「面白いね。これで4(2XL)とかつくってよ」って言ったら数ヶ月後、このビッグフーディができあがってきた。某高級ブランドも使用する最高級のホワイトカシミヤを1キロも使っているという。一頭から約150gしか採れないというから8〜10頭くらいから採取されたことになる。ミドルゲージだけど、なかなかの肉厚さで、着たときのリブの長さとキツさは、本当にスエットを着ているよう。カシミヤの繊細さがあまりないから、普段使いしやすい。この2XLに相当するビッグサイズの4の、フーディとクルーネックをオンラインで受注販売。
〈ボーディ〉カシミヤのプルオーバースエットフーディ ¥140,000+TAX、カシミヤのプルオーバースエットシャツ ¥120,000+TAX ※数量限定の受注生産となります。
about 6POCKET PANTS
プロパーのリップストップ6ポケットパンツ。
カシミヤのセーターに合わせるなら、6ポケットパンツ。チノとかデニムとかもいいのだけど、トップスの素材が高級なだけに、全体的に品が良く見え過ぎて「おい、急にどうしたんだよ」って言われてしまう。どうせ合わせるなら、いつもの軍パンくらいがちょうどいい。
〈プロパー〉リップストップの6ポケットパンツ SIZE:XL-Regular ¥8,500+TAX(プロップス ストア)
about CASHMERE SWEATER
田中さんのカシミヤセーター。
なんてことない、クルーネックセーター。これもカシミヤ。ファッションマーケティングの仕事をしている田中さんは、2013年の秋、カシミヤの糸で編まれたシェトランドセーター型のセーターを探していた。いろいろなお店に行ったけど、値段が高過ぎたり、ゲージが薄かったりして、ちょうどいいカシミヤセーターには出会えなかったという。そこで、元々持っていたイギリス製のヴィンテージカシミヤセーターとシェトランドセーターを元に、自分好みのカシミヤセーターを作ろうとしたのがはじまり。できあがったサンプルを見た沢山の友人たちが購入して、いつしか“田中さんのセーター”として知られるようになった。そんな感じだから、田中さんに直接オーダーしないとこれは手に入らない。
種類はいくつかあるのだけど、最もスタンダードなモデルがこのシェトランドセータータイプ。総重量はおよそ550g。ミドルゲージの中では最も太い糸で、ローゲージの中では最も細い糸を使用している。適度な厚みのカシミヤセーターは、なんでもなさそうでいて、実はバランスよくできている。もし同じくらいの質のものをどこかのお店で購入しようとしたら、倍以上の値段になってしまうだろう。工場から上がってきた物をお店を通さずに販売しているから、高品質でも、比較的安価で手に入れられるのだ。
受付期間はだいたい毎年今ごろ。銀座にある田中さんのオフィスか、たまに行われる受注会でのみ、オーダーを受け付けてくれる。2月8日(土)、9日(日)に大阪で受注会があるらしいから、欲しい人はぜひ。
〈アロー57.〉カシミヤのシェトランドセーター XS〜Lは¥37,000+TAX、XLは¥40,000+TAX(アロー57.)