
鳥越神社の縁日を抜けて、近隣の町を流す。この辺りは坂がないから、散歩もたやすい。軒先にちゃぶ台を出して、家族や友人、近隣の人たちと飲食を楽しむ姿は日本的で情緒があっていいものだ。

僕は白い開襟シャツが好きで、今までもいくつも買ってきたし、いくつかの会社といくつも作ってもきてもいるのだが、やはりこのクラシックさと潔さはいつの時代にも相性が良くて永遠だと思う。ここ最近はTシャツばかり着ていたけど、たまにはシャツもいいものだ。その昔、NYを舞台にした映画『スモーク』で、主人公のハーヴェイ・カイテルがこういうのをいつも着ていたのを観てから虜になった。

着ているのはオーガニックコットンの白い開襟シャツ。ジメジメした日本の夏には、見た目も涼しげで、クラシックな風情が街並みにも溶け込んでくれていい。生地にはイギリスの高級生地メーカー〈トーマス メイソン〉のものを使用していて、肌触りは抜群にしなやか。洗濯した後の自然なシワ感も美しい。

〈CAHLUMN 〉オーガニックコットンの開襟シャツ ¥33,000、オーガニックコットンチノクロスパンツ ¥18,700(ともにCAHLUMN STORE)
ボトムスもオーガニックコットン。高密度に織り上げた生地を使用しているから、適度な光沢とハリがあって、ワイドテーパードのシルエットも綺麗に出る。製品に仕上げてから染めているために風合いもあって、夏の洗いざらしたコットンの服との相性も良くて、普段穿きもしやすい。どちらのアイテムも御茶ノ水にある「CAHLUMN STORE」のみで販売している。



このブランドでは特にスペシャルなデザインのものは作っていない。どこにでもある普遍的なデザインの服を作って置いている。ただ、できるだけ天然素材で良質な素材を使うようにしていて、御茶ノ水の店舗では、ここでしか扱っていないアイテムを置くようにしている。鳥越神社の近く、浅草橋駅から二駅。お祭りついでにお店へ行ってみて欲しい。