about HAT
コットンとナイロンで織って、撥水コーティングを施した生地で作ったハット。何時間も雨に濡れるようなことがなければ、都会ではこの程度で十分だ。でも、そんなことより、このなんでもないルックスに惹かれた。どんなスタイルでも合わせやすいから、いつまでも最高のパートナーでいてくれそうなんだ。〈カムズアンドゴーズ〉は、高校の後輩である一歩ってやつが作っている帽子ブランド。「このツバの長さとか、形とかさ、誰にでも似合う黄金律とかがあるの?」って聞いたら「いや、んーどうですかね」。「じゃあさ、これ、誰に似合う設定になってるの?」って聞いたら「まぁ、僕っすかね(笑)。まず、自分が最初に被るし(笑)」と一歩。それなら間違いないと確信した。もし、ルックスのいいファッションデザイナーが、自分に似合う設定で物を作っていたら、普通の人には似合わないアイテムになってしまう。だけど、“中の上以下”の見た目を持つ一歩なら、きっと誰にでも似合いやすいアイテムを作れているに違いない。普通の物は普通の人にしか作れない。そんな思いを巡らせた、ある雨の火曜日。
〈カムズアンドゴーズ〉ウォータープルーフ加工を施したバケットハット ¥11,000+TAX(アルファPR)
about SNEAKER,SOCKS
スニーカーは今年の初めに買った、ゴアテックス仕様の〈コンバース〉のオールスター。一見普通だけど、全然普通じゃない特別な存在。これこそ最高の雨靴であり、普段履き。急な雨でも気にせず歩ける。こういうものこそ定番で作り続けて、いつでも買える状態にして欲しい。この色は、数がもう残り少なくなってしまったらしい。ソックスは〈フレッシュサービス〉。南くんこだわりの一足。適度なフィット感と厚さは、なんでもなくて合わせやすい。
〈コンバース〉オールスター 100 ゴアテックス スエード OX ¥20,000+TAX(コンバースインフォメーションセンター)、〈フレッシュサービス〉リブ編みの3-パックソックス¥3,000+TAX(フレッシュサービス ヘッドクオーターズ)、
about STYLING
暑くなってきたここ最近、やっぱり今年も白Tな気分。しかもすごくデカイやつ。いつもよりもさらにデカイのを、今年はバンバン買いたいもんだ。デカイからか、こうしてアイスコーヒーを飲んでいると、いつもどこかにチョロっとこぼしてしまうのが少し嫌なんだけど、まぁ仕方ない。それも夏の思い出。ショーツなら6ポケット。なんでも入るし、夏の服装の、ツルッとしすぎる寂しげなバランスに、一役買ってくれる。傘はどっかに置いてきちゃうから、撥水機能のある帽子が欠かせない。でも、仰々しいのじゃなくて、できるだけ毎日被れるくらい、普通なやつ。暑いときは日よけにもなってくれる。靴は〈クラークス〉のワラビーのGORE-TEXなんかもいい。これも、まだ売っているかどうかはわからないのだけど。。機能はあっても、できるだけいつも通りのなんでもない物を買おう。突然雨が降るこの季節こそ、あると便利なもんなんだ。