AKIO HASEGAWA. HOUYHNHNM

2024.6.20 Up
Focus on

気になる服とか人とか。

Vol.61
加藤農園と
夏の靴。
夏は鎌倉。
鎌倉と言えば、
加藤さんであり、野菜。

about RED WING

1905年の誕生以来、頑なにアメリカ生産を続けるシューカンパニー。アメリカのクラフトマンシップを守り続けながらレザーシューズと革製品を生み出し続けている。

農業に興味がある。いったい、どんな風にして作られているのだろう。相談して、加藤さんの畑へ連れて行ってもらった。

〈RED WING〉BOOTS「6” CLASSIC MOC」¥45,870(RED WING JAPAN)

格好から入る僕は〈RED WING〉を履いて行くことにした。ずいぶん高級な装備と思うだろうけど、元々〈RED WING〉と農夫(ファーマー)の関係は深い。創業から発展期(1910~20年代)にかけて、農家こそが最も重要な顧客だったからだ。〈RED WING〉本社のあるミネソタ州は、アメリカでも有数の農業州。ほとんどすべての靴のソールが革で作られていた時代、農作業ではあっという間に靴底は傷んでしまっていた。誰よりも丈夫な靴を求めていたファーマーたちに向けて、堅牢な靴をつくることから、レッドウイングのワークブーツの歴史は始まったとも言える。今じゃ長靴くらいがいいんだろうけど、それじゃ味気ない。そう思って畑に着くと、そこには長靴を履いた加藤さんがいた。

「いつも、自分はこんな感じっすね」

やっぱ、プロはそうだよなぁ。農家気取りの新米の僕には、張り切ったスタイルくらいがいいのである。なんたって、服は、あえて全身、白なんだから。

〈ENERGY STUDIO〉T SHIRT「A SUMMER’S TALE TEE」¥6,600(ENERGY STUDIO),〈CAHLUMN〉11.8 OZ COTTON GYM PANT「HEAVY WEIGHT JERSEY GYM PANT」¥8,998, 3x1PACK SOCKS ¥2,640(@cahlumn_official),〈RED WING〉BOOTS「6” CLASSIC MOC」¥45,870(RED WING JAPAN),THERMAL T-SHIRT AKIO’S OWN

土や泥が付くかもしれない。でも、それくらいがちょうどいい。綺麗でピカピカな白よりも、汚れて洗って綺麗にすることを繰り返してクタクタになった白は、かっこいい。

アッパーはもちろん、インソールにもレザーを使用しているために蒸れにくく、夏でも快適。スエードは濡れることが良くないと思われがちだが、実際は雨や水に強いから、安心して使用することができる。

今でも頑なにアメリカ製。その姿勢にシビれる。

INFORMATION

レッドウイング・ジャパン 03-5791-3280 redwingheritage.jp
ENERGY STUDIO www.energystudio.jp
CAHLUMN www.daytona-park.com/cahlumn/

STAFF

Direction & Styling & Text_Akio Hasegawa
Photograph_Seishi Shirakawa
Hair & Makeup_Kenichi Yaguchi
Edit_Shigeru Nakagawa
Production_Ryo Komuta

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