AKIO HASEGAWA. HOUYHNHNM

2020.3.26 Up
Focus on

気になる服とか人とか。

Vol.18
DAIWA PIER39
どんなに見た目が普通でも、生活にフィットする実用性がないと普通とは言えない。ワークパンツやミリタリージャケットも日常性という普通があるから、今こうして市民権を獲得しているのだ。それはフィッシングギアにおいてもそうで…というのが今回の話。

about DAIWA PIER39

今春デビューしたフィッシングタックル〈ダイワ〉によるライフスタイルライン。プロジェクトには〈ビームス〉が参画し、フィッシングの現場で培った技術やアイデアを下地に、街のムードをセンス良く盛り込んだコレクション。

縦横方向に伸縮する4wayストレッチ素材を使用した2Bジャケット。内側にはフィッシングウェアからアイデアを引用したメッシュポケットを多数配置。ゆったりとした設計で、ポケットにあれやこれを詰め込んでもフォルムに影響しない。

〈ダイワ ピア39〉耐久撥水4ウェイストレッチジャケット ¥25,000+TAX、共地の6ポケットパンツ ¥18,000+TAX、マルチポケットシャツ ¥15,000+TAX(すべてDAIWA)、その他は私物

フイナム:セレクトショップ界隈をザワつかせている〈ダイワ ピア39〉が、今回のテーマです。フィッシングウェアというと、釣りをしない自分からすると敷居の高さを感じてしまうのですが、〈ダイワ ピア39〉は釣りアピールが表に出てないので、街の景色にもスッと馴染む気がします。

長谷川:そうだね。

フイナム:このジャケットもパッと見は普通ですが、裏にはポケットがぎっしり。いわゆる男子がそそられる仕様になっています。

長谷川:今って街を歩いていても、電車に乗ってても、見ているのはスマホで、人がどんな格好をしているか、あまり気にしないと思うんだよね。視界に映るのは、スマホとそれを入れるポケットだったりするから、服の内側の景色ってすごく重要だと思う。そういう意味では今っぽい服なのかもね。

2Bジャケットの組下となるミリタリーパンツ。アメリカ軍の6Pパンツをお手本に、70’sのサープラス品に見られるブラスジップをプラスチック製のゴールドジップに置き換えるなど、マニアックなディテールワークが光る。

〈ダイワ ピア39〉ジャケットと共地の6ポケットパンツ ¥18,000+TAX(DAIWA)、ソックスとスニーカーは私物

フロントに4室、バックに1室のポケットを装備したイージーシャツ。生地は撥水機能とストレッチ機能を兼ね備えたポリエステルを使用。シワになりづらいイージーケアだから、多少ラフに扱っても問題なさそう。

〈ダイワ ピア39〉マルチポケットシャツ ¥15,000+TAX(DAIWA)、ヘッドフォンは私物

海や川を相手に商品作りを重ねてきた〈ダイワ〉だけあって、テック素材がふんだんに使われています。でも化繊っぽさは出さすに、コットンライクな生地を選んでいるそうです。

長谷川:洗えるのがいいね。コロナのこともあるし、洗濯できないのは、なんか気持ち悪いじゃん。

フイナム:化繊だから洗濯を繰り返しても色落ちもしませんしね。

長谷川:そして速攻で乾くんだよ。夜洗濯すれば、朝には乾いてる。

フイナム:このご時世には有難いですね。

M51パーカをベースに、M65のフードを収納するギミックをマッシュアップしたフィッシュテールパーカ。上腕部には左右どちらにも着脱可能なポケットを配置。これは右利き・左利きどちらのアングラーにも対応するように、という現場から生まれた知恵を拝借したもの。

〈ダイワ ピア39〉GORE-TEX INFINIUM™のフィッシュテールパーカ ¥49,500+TAX、撥水メッシュベスト ¥15,500+TAX、マルチポケットシャツ ¥15,000+TAX、撥水4ウェイストレッチ6ポケットパンツ ¥18,000+TAX(すべてDAIWA)、タートルネックTシャツとスニーカーは私物

フイナム:そして価格帯もお手頃なんですよ。

長谷川:いくらぐらいするんだっけ?

フイナム:このフィッシュテールパーカで、4万9500円です。

長谷川:ゴアテックスなんだよね?

フイナム:はい、ゴアテックス インフィニアム。昔で言うところのウィンドストッパーに相当するものだそうです。

長谷川:どういう点が違うんだっけ?

フイナム:大きな違いはシームテープを省略していることです。そうすることで軽さが出て、しなやかな着心地が味わえるそうです。

長谷川:うん、たしかに軽いね。

フイナム:そして、撥水・防風・透湿性に優れています。大きな声で防水性は謳えませんが、コットンクロスやゴム引きなんかに比べたら、そりゃぁもう。

長谷川:街で着るには十分だろうね。

フイナム:はい。〈ダイワ〉におけるゴアテックスのプライオリティは高く、本業でも相当数の量を使っているそうですよ。

長谷川:へーそうなんだ。

フィッシュテールパーカと同様、ゴアテックス インフィニアムを使ったジャングルハット。Y字のストラップはインナーのフックにより着脱可能。さらに、このフックはインナーベルトの中にしっかり収まる……と書いても、いまいちピンとこないと思うので、店頭で実物を見てみてください。きっと驚くはず。

〈ダイワ ピア39〉GORE-TEX INFINIUM™のジャングルハット ¥6,000+TAX(DAIWA)

一見するとリップストップのようで、実は非常に細かいメッシュ仕立てのテック素材を使ったミリタリーベスト。水滴を玉で弾く撥水性を持ちつつも、メッシュならではの通気性を備えており、夏場のフェスなんかで重宝しそう。

〈ダイワ ピア39〉撥水メッシュベスト ¥15,500+TAX(DAIWA)、Tシャツとパンツは私物

フイナム:どのアイテムも色味がいいですよね。

長谷川:うん。特にグレー系のトーンがいいね。〈ニューバランス〉の靴とよく合う。

フイナム:テック系のウェアって、とりあえず黒でお茶を濁すケースがよくありますが、〈ダイワ ピア39〉はカラートーンを意識して作られている気がします。

長谷川:今回はトーンを揃えて組んだけど、もうちょっと色を組み合わせたコーディネートも面白いと思うよ。

フイナム:秋冬は色味も増えるみたいなんで、ぜひやりましょう。

INFORMATION

DAIWA(グローブライド(株)お客様センター) 0120-506-204

STAFF

Direction&Styling_Akio Hasegawa
Photo_Seishi Shirakawa
Hair_Kenichi Yaguchi
Edit_Shigeru nakagawa,Ryo Komuta

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