神保町は古くからある書物に溢れている。そこにある情報量はとてつもない。少し歩くだけでいろいろなジャンルの本に出会えて、あれもこれもと欲が出て、帰る頃にはいつも本をたくさん抱えている。
『TIME OUT』で世界一クールな街に選ばれたというだけあって、ただ飲んだり食べたりショッピングするだけの街ではない。お金がなくても楽しめる要素がある。それがこの街の魅力なのだ。ここは「矢口書店」さん。僕がここで絶対に見てしまうのはバラエティ番組の台本。タモリさんもさんまさんも台本どおりだったんだ!?と思うと複雑な気持ちになったりする。役者の山本くんは、ここで黒澤明監督の絵コンテをまとめた画集を購入していた。こんなに凝った絵を描いてたら、映画作りに支障がないのだろうかと思うほどの力作。やっぱすげーなとしか言いようがない。「そこにある家、邪魔だから壊してこい!」。映画の制作中に、画面に入ってくる家を壊すようにスタッフに指示したという逸話は嘘か誠かわからないが面白くて、よく撮影時のジョークで真似させてもらっている。
〈CAHLUMN〉スエードハンティングジャケット ¥129,800(CAHLUMN)、〈PETER BLANCE〉シームレス シャギーセーター ¥39,600、〈LEUCHTFEUER〉ニットキャップ ※完売中(MAINE)
これは〈CAHLUMN〉の定番、スエードハンティングジャケット。〈Timberland〉のイエローブーツに合わせて永遠に着られるものを、と思って作った。〈Carhartt〉も合うのだけど、ストリートじゃない雰囲気でも履けたらいいなと思ってこれを作った。暖かく、意外と軽いから気に入っている。なんといってもこの色は、自分が着慣れた色ではないから新鮮でいい。
〈Timberland〉のブーツは2000年代前半、本明さんがまだ「CHAPTER」の店に立っていた頃に買わせてもらった同店別注のイエローブーツ。この頃はまだアメリカ製だったようだ。ソールとパッドの白が効いていて、なんだか違うブーツのよう。
〈PETER BLANCE〉シームレス シャギーセーター ¥39,600(MAINE)
セーターはスコットランド製のシェットランドウールを使った〈PETER BLANCE〉。神保町のインポートショップ「MAINE」で何十年も扱っている定番のセーター。アザミの葉で掻いて、毛並みを立たせたシャギードッグと呼ばれる製法で作られている。その分、隙間が少ないから暖かい。ゴールドのような色が風邪薬のCM衣装のようでほっこりできる。これ以外にもたくさんの色バリエーションがあって、どれも魅力的で全部欲しくなってしまう。