AKIO HASEGAWA. HOUYHNHNM

2022.10.13 Up
Style of Authentic

普通の服、
普通のスタイル。

Case 90
てんぷらと和食 山の上の天丼と
ハーフコートのHUMBIE。
美味しい天丼って
どんな味だろう?
山の上ホテルには、
最高峰のそれがある。

about MACKINTOSH

英国を代表する老舗ブランド、〈マッキントッシュ〉。ロンドンは雨が多いため、1823年にチャールズ・マッキントッシュが発明したゴム引きコートはブランドの代表作として知られ、現在でも数多くの名品を生み出し続けている。

about HILLTOP HOTEL

御茶ノ水駅を出たら左に曲がって、二つ目の信号を右に曲がって坂を登ると、その頂に「山の上ホテル」がある。東京に残された数少ないクラシックな佇まいはいつ行っても刺激的だ。

最高の天丼を食べてみたい。そう思って、「山の上ホテル」内にある、「てんぷらと和食 山の上」を目指した。いつの時代も名店とされる、老舗の天ぷらの味を知らないことには、本当の天丼を知ることはできない。それは一体、どんな味なんだろう。まずはランチで伺ってみよう。ここに来たら、当然、天ぷらのコースもいいのだけど、今回は天丼。少しだけ手頃な割に、天ぷらと同じく、旬の野菜と魚で作ってくれる。いずれも、最初にエビの頭の素揚げが出てくる。塩をつけてもいいみたいだけど、そのまま食べても美味しかった。天丼には、活海老2尾、魚介2品、野菜5品の天ぷらが丼に盛られて登場。味付けは、甘辛い濃いめとさっぱりした薄味と選べて、この日は薄味。食材も揚げ方も、一つ一つ丁寧に扱われている天ぷらだからこそ、その辺で食べる天丼とは大きく違う、上品な味だった。実はこの日の少し前に、濃いめの味も食べてみたのだけど、これがなかなかクラシックな東京を思い起こさせる深い味で、全く違う印象。どっちも甲乙付け難い美味しさなのだ。

コースターは、カッコ良すぎて持ち帰りたくなるデザイン。

山口瞳の著書 『行きつけの店』でその存在を知ってから、いつか行ってみたいと思っていた老舗、「てんぷらと和食 山の上」の天丼。もはや伝説の代物。特製天丼 赤出し、香の物付き。¥8,000(税・サービス料込み)

about HUMBIE

〈MACKINTOSH〉HALF COAT「HUMBIE」¥139,700(MACKINTOSH GINZA SIX)、〈Mersedes Anchor Inc.〉CAP ¥7,150(Anchor Inc.)

「山の上ホテル」に行く時に、何を着て行ったらいいのだろう。あまり仰々しい服も違うし、だからと言って反発するような服装をわざわざするのもなんか違うから、リラックスできるような、少しいい素材の服を着るのがいいんじゃないかと思った。コートは〈マッキントッシュ〉。イギリスブランドらしいチェック柄が、ここのホテルのクラシックさに合う気がした。お尻が隠れるくらいのレングスは、脱いだ時にも嵩張らないし、身軽でいい。元々このハンビーはウィメンズで爆発的な人気を得たコート。今シーズンはメンズとしてお目見えした。

カシミヤの中でも上質なホワイトカシミヤだけを100%使ったフーディとパンツ。ヘビーウェイトに作っているから、ガッチリしている。カシミヤとしての上質さはそのままに、肉厚スエットのタフさも兼ね備えているから、高級レストランやホテルでも気後れしない。〈BODHI〉BIG HEAVYWEIGHT CASHMERE HOODIE ¥143,000(ALPHA PR)

〈BODHI〉HEAVYWEIGHT CASHMERE SWEATPANTS ¥93,500(ALPHA PR)

靴はいつも履き慣れているもので大丈夫。ただ、ボロボロではないほうがいい。〈LAST RESORT AB〉SNEAKER「VM002」¥13,200(DEARGUEST)

山の上ホテル
住所:東京都千代田区神田駿河台1-1
電話:03-3293-2311
www.yamanoue-hotel.co.jp

てんぷらと和食 山の上
住所:東京都千代田区神田駿河台1-1 山の上ホテル内
電話:03-3293-2831(予約受付時間11:30〜20:00)
時間:11:30〜15:00(14:30 L.O.)、17:00〜21:00(20:00 L.O.)
www.yamanoue-hotel.co.jp/restaurant/tenpura/

INFORMATION

マッキントッシュ ギンザシックス店 03-6264-5994
www.mackintosh.com
BODHI www.bodhi-cashmere.com
Anchor Inc. anchorinc.net
DEARGUEST https://dearguest.jp/

STAFF

Direction&Styling&Text_Akio Hasegawa
Photo_Seishi Shirakawa
Hair_Kenichi Yaguchi
Edit_Ryo Komuta、Shun Koda

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