about MACKINTOSH
英国を代表する老舗ブランド、〈マッキントッシュ〉。ロンドンは雨が多いため、1823年にチャールズ・マッキントッシュが発明したゴム引きコートはブランドの代表作として知られ、現在でも数多くの名品を生み出し続けている。
池波正太郎の本に登場する老舗の飲食店が、古い建物のまま、いまでも残っている神田連雀町。まずは本にならって「藪蕎麦」へ。いつかおじいさんになったら、ここで蕎麦をすすり、昼間から一杯引っ掛ける、そんな風情を楽しめるようになりたい。その頃には、このコートがヨレヨレになって、さらにいい感じになっていて欲しい。
ファッション業界は、毎シーズンいろいろなトレンドを打ち出すけど、僕の周りの洒落た人たちは、そんな物には見向きもしない。クラシックで地味なアイテムを、その時ごとにうまくチョイスして、いい感じに着こなしている。その様子は、時代も変わってもさほど変わらない、この街の様子と似ている。
about SHIRT&TIE
コートにはスエットのセットアップを合わせるのが最近の普通だったから、あえてタイドアップして着てみたくなった。でもカチッとしすぎるよりは、刑事コロンボばりにヨレっとした感じを楽しみたい。
シャツはずいぶん前にロンドンの店で買った、〈TURNBULL & ASSER〉のもの。イギリスの人たちは、スーツの下には白いシャツよりも、ブルーのシャツを着ることが多いようだ。なかでもイギリスを代表する老舗シャツメーカーであるここのシャツは、100年以上前から続く定番。ウェブでも手に入るけど、ロンドンに行く機会があったら、実際に店に行って買ってみてほしい。そのほうが、愛着をもって大切に着られると思う。
黒いニットタイは、ドイツの〈ASCOT〉のもの。色は絶対に黒。これがネイビーじゃあダメなのだ。
about BALMACAAN COAT “DUNKELD”
イギリスでは通称マックコートと呼ばれるバルマカーンコートは、おじいさんはもちろん、少年もギャルもOLも愛用する、全世界の「普通」を代表するコート。なんでもかんでもマックコートとみんなが呼ぶのだが、マックとは〈マッキントッシュ〉のこと。つまり、最も伝統的で、イギリスを代表する存在が〈マッキントッシュ〉なのである。
about CAP
about TROUSERS
ここも池波先生の本に登場する「いせ源」。アンコウ鍋の店。クラシックな佇まいにシビれる。「藪蕎麦」で盛り上がったあと、ここでみんなで食事を楽しむなんて、一回、やってみたいなぁ。
続いては、夏目漱石も食べたという「洋風かき揚げ」を求めて「松榮亭」へ。
行ってみたけど、どうやら長いおやすみの様子。いつか食べてみたいなぁ。
名代あんこう鍋 神田いせ源
住所:千代田区神田須田町1-11-1
電話:03-3251-1229
時間:11:30〜14:00(L.O.13:30)、17:00〜22:00(L.O.21:00)
定休日:無休(4〜10月は日・祝・月休、年末年始を除く)
※10月1日(土)より営業再開
https://isegen.com