about OSTERIA COMACINA

「どっか美味しい店、知らない?」と鎌倉の酒飲みの友人に聞くと、ほとんど全員が、「コマチーナ」と返してくる。ここは、お酒が好きで、いろいろな名店を味わい尽くしてきた百戦錬磨の友人たちが太鼓判を押す名店。初めて食べたあの日以来、塩を振っただけ(のような)の、さっぱりした味を思い出す。「ああ、あのフリットをもう一度食べたい」。それはまるで、白いTシャツに501を合わせたような、シンプルの極み。ほとんど味付けをしないからこそ、素材の良さが際立っているのだ。ナチュラルワインを飲みながら、その上質さを堪能しよう。

「オステリア コマチーナ」は、亀井良真さんがオーナーシェフを務めるイタリアンレストラン。 ゆったりした空気と質の良いレストランと食材が揃う環境に惹かれ、鎌倉にお店を構えたとのこと。 2010年に小町通りにオープンし、2017年に現在の場所へと移転してきた。

〈POLO RALPH LAUREN〉CAP ¥9,900(RALPH LAUREN)
この日はモデルのユウゴが『AH.H』に出演する、最後の撮影の日であり、編集長である小牟田くんの誕生日。ラッキーなことに貸し切り状態となった屋外の席で、盛大に飲んで食べて、泣いて笑ったのであった。
about SEERSUCKER DOUBLE BREASTED JACKET

ショーツにジャケットは、一度は憧れるやつ。少し肌寒くなって来た夏の終わりなら楽しめそう。〈ADULT ORIENTED ROBES〉SEERSUCKER DOUBLE BREASTED JACKET「TROPIC OF CAPRICORN」¥46,200(ADULT ORIENTED ROBES),VINTAGE T-SHIRT ¥7,590(KINSELLA),〈LURK〉 PIN「SPRAY」¥1,650(STACKS BOOKSTORE),〈LURK〉 PIN「THROWUP」¥1,650(STACKS BOOKSTORE)
シアサッカーは春から夏の季節に最適な生地。蒸し暑い日本においては、期間が限られてくる服だけど、老人になっても着られるくらいスタンダードな一着。涼しくなってきた今こそ着たい。インナーには着古したプリントTくらいがちょうどいい。
about SHORTS AND ADIDAS CAMPUS

〈COBRA CAPS〉NYLON SHORTS ¥4,200(AH.H ONLINE STORE),〈A.H+CHICSTOCKS〉WASHABLE MERINO WOOL SOCKS ¥3,300(CHICSTOCKS),〈adidas Originals〉SNEAKER「CAMPUS 00S」 ¥13,200(adidas)
こないだ、『AH.H ONLINE STORE』で発売した、スイムショーツ。夏の終わりになってしまったけど、まだまだ暑いし、プールもやってるし、ベーシックだから、また来年、海に行く時にも穿けるだろう。合わせている靴は、少し前にアディダスの店で見かけて衝動買いしたモデル。キャンパスの雰囲気をそのままに、ファットに仕上げたフォルムが気に入った。太いチノに合わせてもいい感じだけど、どうしても、このミントグリーンのショーツに合わせてみたかった。というか、なんでこの色のショーツを買い付けたのかというと、このシューズに合わせたかったから。ルーズに弛ませたソックスを履けば80'sスタイルが完成する。ビーチタウンの夏はやっぱり、こんな気分。

about NATURAL WINE

Dario Princic(ダリオ・プリンチッチ)というワイナリーによるVino Bianco(ヴィーノ・ビアンコ)というワイン。ボトル ¥6,600(現在は売り切れ)
ワインは、美味しいと感じたものだけを選び、常時、ボトルは200種類以上、グラス用には30種類以上をストック。これは、オレンジワインならぬ、茶ワイン。「白ワイン的でもあり赤ワイン的でもあり、そして料理にも合います」と亀井さん。
about DISHES
毎日食べても飽きがこない、無駄を削いだシンプルなイタリアン。その味を出すために、素材選びにはかなりこだわっているという。何度も何度も自分で食べて確かめて、気に入ったものだけを使っているそうだ。そんなこだわりから生まれた食事の一部をご紹介。どれもシンプルで美味いのだ。ちなみに来店の際には、予約は必須。土日の場合、1週間前には連絡をした方がいい。

白マッシュルームのサラダ ¥660
繊細な食感と爽やかなマッシュルームの香りが楽しめる人気メニュー。使っているのは、静岡県富士市の長谷川農産の白マッシュルーム。「真似してもお店の味にならない」という声があるそうだが、それはこの白マッシュルームを使ってないからでしょうとのこと。

ポテトフライ ¥750
かなり癖になる味のポテトは、外はカリカリ、中はホクホク。ボイルしたジャガイモを冷凍して完全に水気を切ることで、この食感が生まれる。ちなみに、このレシピは某ファーストフードをお手本にしたとのこと。

サワラのフリット ¥1,450
その日に仕入れた魚で作るフリット。この日はサワラ。軽い口当たりだからか、一瞬にしてなくなってしまった。

牛肉ラグーのタヤリン ¥1,650
タリヤンという縮れた細麺を使ったラグーパスタ。肉は少量に留め、その脂をパスタに和える、「和え麺」のようなメニュー。亀井さんが、赤ワインの王様と呼ばれるバローロワインで有名な、イタリアのバローロ村を訪れた際に、ワイナリーの方に連れて行ってもらった食堂のパスタを再現したもの。

レモンクリームスパゲッティ ¥1,650
レモンとクリーム、それに塩だけという、シンプルな味付けのパスタ。小麦の旨味が存分に味わえる。

牛ハラミのタリアータ ¥2,000
外はカリッとした焼き上がりで、中はレア-ミディアムに仕上げたタリアータ。仕込みに60分以上かかるので、最初にオーダーしよう。
Osteria Comacina
住所:神奈川県鎌倉市小町2-6-12 KUSUNOKI443
電話:0467-23-2312
時間:ランチ11:30〜13:30(L.O.)、ディナー18:00〜20:00(L.O.)
定休日:火曜休、その他不定休あり
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※メニューはすべて税込価格表記です。