about ART OF
stacks bookstore
ストリートアートの世界は奥が深い。そしてその多くは未だベールに包まれている。街で見かけたグラフィティに興味を持ったとしても、そのライターについて深く知ることはなかなか難しい。その世界に精通しているのが山下丸郎くん。彼は〈スタックス ブックストア〉を主宰し、アーティストのプロフィールと作品をまとめたZINEを編集したり、エキシビションを開いたり、Tシャツなどのプロダクトも制作している。普段からたくさんのアーティストと親交がある彼ならではのその活動は、いつも楽しい気持ちにさせてくれる。だから展覧会に行くと、ついつい色々買いたくなってしまい、LURKさんの作品を購入した。「まいにち」「はたらけ」「どにちも」と平仮名で描かれている横に、つり革につかまってうなだれる男。これはまさに、毎週末撮影をしている僕のことじゃないか!? ということでオーダーしたのである。物販コーナーには、この作品をもとに制作されたロンTのほか、半袖Tシャツ、ウォレット、マグカップなども販売されていて、ほぼ全部購入。最新号だと思って購入したしたZINEは、よく見たらすでに持っている号だった(表紙の色が違っていた)。一冊は、保存用にしようと思う。
about EARL GREY
IMPÉRIAL TEA
あるとき〈マリアージュ フレール〉の紅茶を飲んでから、原稿を書くときは、完全にコーヒーより紅茶派になった。安いものではないのだけど、この味を知ってしまうと、カフェでよく出てくる紅茶って全然香りがしないし、よく考えたらあまり美味しくもなかったということに気付いてしまったのだ。コーヒーは胃にもたれるし。何種類か飲んだけど、一番は「EARL GREY IMPÉRIAL」。他の茶葉に比べてかなりスッキリしていて、飲みやすい。ウィキペディアによれば、アールグレイとはグレイ伯爵という意味。1830年代のイギリスの首相、第二代グレイ伯チャールズ・グレイに由来するそうだ。鼻を近づけると、ベルガモットのシャープな香りが、脳を心地よく刺激する。リラックスできるし、贅沢な気持ちを味わいながら、仕事に集中できる。夜になって原稿が完成したら、出涸らしのティーバッグに「ヒューマン ネイチャー」で購入した箱入りのオーガニックワイン 「VALDIBELLA」の白を注ぐ。これが、めちゃくちゃ美味い。また、箱入りのそれはボトルよりも、開栓後に少し長く保存できるから、ちょっとだけ飲みたいときに、ちょうどいい。仕事後の一杯に最適なのだ。
about BISON LEATHER ROOM SHOES
だいぶ前に〈エルエルビーン〉のオンラインで購入して、アメリカから遥々やって来た内側にシアリングが装備されたモカシンタイプのルームシューズ。一般的に羊毛は、天然の保温、抗菌、防臭効果があると言われている。冬用に買ったつもりだったけど、暑い夏が来るまで、まだまだ快適に履けそうだ。
about BANNA DOOR STOPPER
渋谷のパルコを横切ったときに目に飛び込んで来たのが、バナナの皮。二度見どころか三度見して、入った先は〈ヒューマンメイド〉の店だった。何をするためのものなのか一瞬考えてしまうが、これはドアストッパー。いつ見ても本物のバナナにしか見えない。微妙にドアに挟まりにくいのだが、部屋に仕事の荷物が増え、ストレスに感じてくるときにこそ、不思議とバナナらしさが増して見え、和ませてくれるのだ。そばに置いておきたくなる強烈な存在感。憎めない奴なのである。