PROFILE
〈グラフペーパー(Graphpaper)〉、〈フレッシュサービス(FreshService)〉、「ヒビヤ セントラル マーケット」など、様々なブランド、ショップを手がけ、ファッション、カルチャーにまつわるあらゆる領域を手がけるクリエイティブディレクター。「alpha.co.ltd」代表。
ファッションディレクター、スタイリスト。様々な媒体、広告のディレクションを手がけるなか、英国の雑誌『モノクル(MONOCLE)』では創刊よりファッションページの基礎を構築。2015年にはファッションディレクターに。2012年より2018年秋までは『ポパイ』のファッションディレクターを務めた。
8月中旬 都内某所
今回は、いつもの談話室を飛び出して、とある場所にある、古着のショールームへ行ってきた二人。
アメリカで直接買い付けしてきているところだったらしく、気になるものがたくさんあったみたいだけど…。
今回は、いつもの談話室を飛び出して、とある場所にある、古着のショールームへ行ってきた二人。 アメリカで直接買い付けしてきているところだったらしく、気になるものがたくさんあったみたいだけど…。
長谷川:南くんはなんであそこに出入りしてるの? あんまり古着っていうイメージがないけど。
南:そうかもね。確かに普段あんまり古着って買わないしね。もともとは、古着じゃなくて既製品のボディを使ってリメイクをしてるブランドがあってさ。そのブランドをやってるひとが古着のディーラーもやってるっていうので、見せてもらったのが最初。
長谷川:へー。家みたいなところだったからびっくりしたけど、なかに入ったらすごいよね。ものすごい量の古着が並んでてさ。
南:でしょ。で、「これやばくないですか?」って見せてくれたのが超デカいサイズの服でさ。タグを見たら〈キングサイズ〉って書いてあって(笑)。
長谷川:確かにめちゃくちゃデカかったよね。なんで大きい服ばっかり集めてるの?
南:いやいや、彼らは大きい服だけを集めてるわけじゃないよ(笑)。今回は大きい服を集めておいてってオーダーを出したから、まとめておいてくれたの。
長谷川:あ、そうなんだ。
南:で、俺はここで〈キングサイズ〉を買ってたんだけど、まだどこにも出してないんだよね。どこかでまとめて出したいなって思ってたんだけど、それを今回の『フイナム』のイベント(※10月13日に開催されるフイナム15周年のイベント「HNF」)で、デビューさせたらいいかなって思ったわけ。ちょっとしたポップアップみたいな感じで。
長谷川:あー、そういうことね。
南:俺の〈キングサイズ〉秘蔵コレクションと、アキオ氏が選んだ古着を交ぜて出すポップアップショップって、なんかおもしろくない?
長谷川:うん、いいと思う。
南:で、やっぱりデカいんだっていう(笑)。なにか特別なものをつくってもいいかな、とも思ったんだけど、それだとなんかおもしろくないかなって。
長谷川:まぁ、ありがちだもんね。
南:そう、古着だとひとつしかないからさ。それがいいかなって。企画としても、前代未聞のコンテンツだよね。ディーラーさんから選んで、それを販売するっていう。いままで他に、こういうのってなかったんじゃない。
長谷川:そうかもね。
南:古着の買い付けをしてるひとはたくさんいると思うんだけど、今回のショールームの彼らはとにかく本物。主に動いているのは2人で、一カ月ずつ交代で、アメリカ全土を駆け巡ってるのよ。
長谷川:すごいね、それ。
南:ひとりは西海岸から真ん中を攻めて、もうひとりは東海岸から真ん中に向かうんだって。
長谷川:それぐらいしないと、もういいのが集まらないのかもね。古着ってここ10何年くらいカンボジアだかタイから買ってきてるひとが多いみたいなんだけど、そんななかでもアメリカで買ってきてるっていうのがいいよね。
南:ガチだからね。あと最近は個人のバイヤーさんとかも増えてるみたいだしね。
長谷川:昔と違っていろいろ情報があるから、簡単にはじめられるのかも。
南:そうそう。
長谷川:だからといって、いいものがすぐ見つかるかっていうと、そんなことはないよね。
南:そうだね。だから本当になんでもない田舎町とかも回るみたい。けど意外とそういうところがよかったりするみたいよ。俺もツーソンとか行ったけど、すごくよかったもん。いわゆる“ザ・アメリカ”がまだあるんだよね。すごい癖のあるひとがいるのよ。そういうのを見ると、アメリカって広いなって思うよね。
長谷川:買い付けしたときのことって覚えてるもんなの?
南:覚えてるよ。とくに全然収穫がない日で、その日の最後にようやく出たときなんてはっきり覚えてる。そのとき食べたごはんとかがさ、走馬灯のように頭をよぎるわけよ。あそこのモールで出たなーとか。
長谷川:(笑)。あとさ、いざ買ってみたものの、あとで見てなんだこりゃ?とかないの?
南:あるよ。そもそもこれ買ったっけ?とかさ(笑)。あと家具の場合とかは、偽物つかまされたり。マーケットってすごい朝早く行くのよ。4時とか5時とか。
長谷川:暗いうちからってことだ。
南:そうそう。ライトで照らしながら探すんだけど、そうするとよく分からなかったりするんだよね。で、明るくなってから改めて見てみると、もう全然偽物なのよ。
長谷川:(笑)。
南:そういうのけっこうあるよ。偽物って、~風みたいな意味で、海外だと~スタイルって表記されてたりするんだよね。
長谷川:スタイル(笑)。
南:そう。偽物買ったりすると、一緒に行ってるやつに「南スタイルですね」とかってバカにされたりしてさ(笑)。まぁだから、失敗しないとダメなのよ。
南:古着って完全なヴィンテージを狙わない限りは、偽物とかないじゃない。そもそも偽物を探してる方がおもしろかったりするし。でも、家具業界では偽物はだめなんだよね。
長谷川:でも家具にこそ、そういう模倣品って多いよね。
南:多い多い。
長谷川:なんだったらオマージュとか言っちゃったりして。
南:そうそう。いやだから、~スタイルって書いてあるんだってば(笑)。そういうサイトとか見ても。あとリプロ(ダクト)とかもあるからね。偽物のつかませ合いというか、ひりつくような攻防戦があるのよ。
長谷川:やっぱり失敗してるんだね。
南:うん、何回かやられたよ。イーベイとかでもたまに買うんだけどさ。前にすごく価値の高いランプがものすごい安い値段で出品されたから、ポチッとしたわけよ。そしたら、何日かして写真が届いたんだよね。
長谷川:え?
南:ランプを撮影した写真。紙っぺら一枚だけ。
長谷川:あー、出品画面にその写真が載ってるからってこと?
南:そうそう。やられたーって! 買い付けってそういうもんなのよ。
長谷川:そっか。本当、大変だね。
南:でも、最近は古着に対する考え方も随分変わっきたと思うよ。昔だったら、いわゆるザ・ヴィンテージみたいな古着以外は買ってきたら怒られたりしてたもん。価値がなかったわけだから。
長谷川:そうだよね。
南:それがいまや、古着屋さんで取り扱っているものの多くは普通のレギュラーで、下手したらつい最近つくられたようなものだって交ざってるわけで。
長谷川:もう数がないんだろうね。
南:そうだね。日本にいちばん集まってるっていわれてるもんね。向こうのひともだんだん分かってくるからさ、前回行ったときはすごく安くしてくれたのに、今回行ったらやたらと頑なになってるひととかいるんだよね。こいつは買うやつだって、分かられるとけっこう強気だったりするのよ。
長谷川:価値があるってばれてきたんだね。
南:そうそう。
南:で、どうだった? ショールームを見てみて。
長谷川:いや、すごくおもしろかった。彼らはちゃんと指針を持って集めてるのがいいよね。売れるからって、闇雲になんでもかんでも買ってるわけじゃないっていうかさ。
南:肝心の〈キングサイズ〉はどうだった?
長谷川:なんかいろいろ種類があったね。ロゴのパターンもいくつかあったし。白いロゴのやつは、勝手に〈ホワイトレーベル〉って呼んでたよ(笑)。ちょっと生地もいい気がしたし。
南:ほんとかよ(笑)。
長谷川:あと、7XLのシャツとかあったね。
南:あれだけデカいのばっかり見てると、なにがなんだかよく分からなくなってくるよね。
長谷川:確かに麻痺してくるかも。もうさ、それシャツじゃなくて、シーツじゃんっていうね。
南:そうそう、シーツかワンピースか。
長谷川:柄シャツひとつとっても、柄のサイズが大きいもん(笑)。ああいう超デカいシャツは、すごい太いパンツにタックインしたらかっこいいかも。
南:あぁ、確かに。
長谷川:デカいシャツをタックインする感じって、昔のデザイナーズブランドみたいな雰囲気もあるよね。
南:そうかも。
長谷川:でもこのデカさも、あるひとにとっては普通なんだよね。
南:そうだね。カラダが超デカいひとにとってはそういうことになるよね。
長谷川:「普通」にもいろいろあるよね。
南:確かに(笑)。
長谷川:あとやっぱ〈ラルフローレン〉もたくさんあったね。ライセンスとかもあるからなのかな。
南:そうかもね。年代とか生産国とかいろいろあるもんね。ラルフでいうと気になったのが「ブレイク(BLAKE)」って書いてあるシリーズがあったよね。
長谷川:あぁ、あったあった。「ブレイク」って、ちょっとデカいシリーズなんだと思う。
南:へー。あれかっこよかったな。
長谷川:南くん着たら、けっこういい感じになるんじゃない。
南:そうだね。サイズ感バッチリだと思う。
長谷川:あとはざっと見た感じ、わりとシャツが多かったから、その下にサーマルとか着たらかわいいんじゃないかな。
南:いいね。ていうか、この古着でファッションストーリーをつくろうよ。
長谷川:うん、そうしよう。
南:やりようがあるでしょ、いくらでも。
長谷川:どうにかしたくなる感じはあるよね(笑)。
南:けど、なんでこれをつくったの!?っていう服もあったじゃない。
長谷川:あったあった(笑)。
南:ストームトルーパー柄のボトムスとかさ。
長谷川:うんうん。
南:もう「なんで?」の連続でしかないよ。ボケられてるのを、ずっと突っ込んでる感覚(笑)。
長谷川:でもそういうのを企画して、縫製してるひとがいるわけでさ。
南:(笑)。そうだよね。しかもみんな真面目にやってるわけだからね。
長谷川:そういうのを考えるとおもしろいよね。
南:けどそういうなんでもないものでも、現地ではそこまで安く買えなくなってきてるみたいよ。若い古着屋さんも増えてるから、古さっていうか、いまっぽさが重視されてるみたい。
長谷川:あぁ、そういうのはあるかもね。
南:身幅がめちゃくちゃデカいのに、丈が短い服とかさ、普通に考えたら変な服なんだけど、いまっぽいよね。
長谷川:確かに。日本人向けなのかもね。
南:あとは俺にとっては、元ネタとして使えるなっていうのもいっぱいあるんだよね。この形でラグラン!?とかさ、生地の取り方が変わってたり。
長谷川:そういうのが安い値段で見つかるのが、古着のおもしろさのひとつだよね。
南:古着屋とか行くの?
長谷川:行くよ。海外に行ったときが多いかな。古着屋っていうか、スリフトみたいなところ。
南:はいはい。
長谷川:なんか見たくなるんだよね。けど、だいたいなにも見つからないけど(笑)。それは俺が行くようなレベルのところがそんな感じなだけで、プロが行くところは違うんだろうね。
南:いやでも、プロが廻ってるのもそういうスリフトだと思うよ。ただ、場所がちょっとへんぴだったりはすると思うけどね。
長谷川:なるほど。
南:そういう一見何もなさそうな近所のスリフトを回って回って、何軒か回ってようやくちょっとだけ買えるものが見つかる、っていう感じだと思うよ。
長谷川:そんな感じがするよね。この前さ、LAからちょっと離れた場所で撮影をしたんだけど、そのあたりのスリフトは他の街にはないセレクトがあって、そういうところでアメリカっぽさを感じられて、すごくおもしろかった。
南:LAとかの中心地で売ってる古着は、もうけっこう高いと思うんだよね。ものはいいのが集まってるかもしれないけど、高い。価値がもう分かってしまってるので。そうすると都市部から離れたところに行って、価値が分かってないひとから、うまく買っていくっていうことになるよね。
長谷川:そうだね。
南:もしくは〈キングサイズ〉みたいに価値がないものにこれっておもしろくない?っていう提案をしていくか。
長谷川:〈キングサイズ〉は、まだ価値がないだろうね(笑)。
南:ないでしょ。そもそも知ってるひとがそんなにいないだろうし。〈キングサイズ〉の場合はとにかくデカくないとダメっていう鉄のルールがあるのがいいよね。分かりやすくていい。そもそも、いちばん小さいサイズがXLくらいからだと思うんだよね。2XLとか3XLとか、7XL(笑)ばっかりだったから。
長谷川:着丈の黄金比とかもあるんじゃない?
南:あぁ、徹底的にデータ化してそう。なんか〈キングサイズ〉、調べてみたくなってきた。
長谷川:どこの会社なんだろうね。
南:ね。気になるよね。でもこういうものって、ひとつじゃなくてたくさん集めてみるとおもしろさが出てくるんだよね。
長谷川:分かる。
南:だって縫製とか素材が特別いいわけじゃなくて、ただデカいだけで、そこがおもしろいわけだからさ。だから編集の仕方が大事になったんだと思うよ。昔も〈ラルフローレン〉のデカいやつだけ仕入れてる古着屋さんとかあったよね。
長谷川:うんうん、あった。
南:けど、新品で集めるよりも逆にやりやすいところもあるんじゃないかな。新品だとある程度ブランドものを買わなきゃいけないけど、古着だったらブランドにこだわらないで買えるしさ。
長谷川:そうかもね。そういえば、10年くらい前にアメカジブームってあったけど、いまってアメリカに行っても、そういう格好してるひとってもういないよね。みんな、いまの格好をしてる。クラシックなものを求めてるひとなんて、そんなにいないんだよね。
南:そうだね。あとはモードだって、結局なにかの焼き直しが多いじゃない。モロに古着が元ネタの服とかあるし。
長谷川:うん、あるね。
南:そう考えると、ブランドそのものを買わなくても、元ネタを買っておけば安く済むし、っていうのはあるんだろうね。だから、おしゃれの仕方というか、考え方がそもそも違うよね。
長谷川:そうかもね。昔みたいなバカな買い方をしなくなったのかも。たとえばヴィンテージデニムの価値観なんていうのはさ、当時の目利きのひとが決めてつくっていったものだったりするわけじゃない。でもいまはそういう感じでもないよね。ある意味で、賢いは賢いのかな。
南:古着って石油資源と変わらないもんね。なくなったら終わりっていう。数が少ないから貴重だっていってんのに、そんなにわんさか見つかるわけないじゃんていう話だよね。
長谷川:そうだね。あとは古着にはストーリーがあるからね。どこで生まれて、何年代のもので、っていう。そういうのが好きで買うひとがいるわけじゃない。南くんのお店で買い物をするお客さんは、そういうストーリーが好きなひとがたぶん多いと思う。
南:思うに、どっちもアリっていうひとが増えてきたような気がする。ようするにセンスのいいものも好きだけど、一方でばかばかしいものも好きっていうさ。だから選択の幅が広くなったというか、ある意味センスがよくなったんじゃない。
長谷川:うん、センスはよくなったよね。
南:ファッションに対して、盲目的じゃないっていうかさ。ひとつのことだけを突き詰めるっていう感じじゃないんだろうね。
長谷川:そうかも。昔ってさワンブランドで固めてて、「ん?」っていうひとがいたじゃない。けどいまはもうちょっとスマートというか、たとえばファストファッションブランドとかをうまく混ぜてコーディネートしたりしてるよね。
南:そうだね。
長谷川:だから変な格好のひとが減ったと思う。頭でっかちのひとというか。古着でも、ちょっと味が出すぎちゃってるヴィンテージを着てるひととかいたじゃない。
南:うん、いたね。
長谷川:そういうひとは減ったような気がする。それで思い出したけど、「AH.H」もね、スタイリング全体を写してる写真への「いいね!」がすごく多いんだよね。
南:インスタの?
長谷川:そう。寄りの方がインパクトがあっていいんじゃないかって思ってたんだけど、やっぱりみんなスタイリングが見たいんだよね。
南:それはそうだよね。組み合わせとか編集の仕方に興味があるんでしょ。
長谷川:そうなんだよね。
南:これにこう合わせると、こういうバランスになるんだっていうのが、知りたいわけで。
長谷川:いまはたぶんそれがすごく強いんだと思う。どこそこの服を着てればいいんだ、っていうひとは本当に減ったと思うんだよね。
南:その服をどうするんだっていうのが知りたいわけだからね。あ、そういう風に着るのはありなんだ、っていうのが知りたいんだよ。
長谷川:そうそうそう、本当にそう。
南:その合わせアリだね、っていうのが知りたいんだから、下手したらものはどうでもいいのかも。
長谷川:確かに。昔と違って、ぱっと見はそれなりのブランドが世の中にはたくさんあるからね。
南:古着でやるスタイリング、おもしろくなりそうじゃない?
長谷川:うん、そうだね。
南:ハセガワアキオが、このデカい古着をどう使うんだっていうのが知りたかったんだよね。こういうので新しい価値基準をつくれたらいいなって思ったの。だって、〈キングサイズ〉って日本でいうところの「サカゼン」みたいなものでしょ。大きいサイズ専門店っていう。
長谷川:そうだね。今回ピックアップしたのはチェックのシャツが多かったんだけど、色の組み合わせのサンプルをスタイリングでつくってあげるといいのかも。同じものじゃないけど、この色を買ってみようって、そういう頭の動かし方をお客さんがしてくれたらいいなって思うんだよね。たまにずばりそのものじゃないといやだ、っていうひともいるじゃない。そうなっちゃうと広がっていかないよね。
南:あとあれだけの古着の塊を見てると、ああいう風に自分の服もなったらいいなって思った。50年後くらいに「こういうブランドあったなー」っていう。
長谷川:古着って可能性があるよね。服って生地代とか縫製代とかいろんなものが乗っていって価格が決まっていくわけだけど、古着はそういうのが全部すっ飛ばされて、シャツだから千円、みたいな感じで売買されたりするじゃない。そういう安い値段で買えるからこそ、とんでもなくデカいサイズにもトライできるわけでさ。そういうことが新しいスタイリングを生むと思う。こんなにバカみたいに大きいものだけど、こういう風に着たら意外といいよなっていう。
南:そもそもそういう用途で考えられてないからね(笑)。意図しないでつくられたもののおもしろさってあるよね。
長谷川:うん、なんか楽しみになってきた。あと今回イベントで売る古着にはネームタグをつける? そうすればこのイベントで買ったんだっていう特別感が出るじゃない。
南:確かにね。
長谷川:もともとあるタグは活かした上で。だって〈キングサイズ〉は南くんが見つけたものなんだっていう証しが残った方がいいじゃない。
南:なるほどね。
長谷川:そうだよ。だからここに「談話室」のロゴを入れようよ(笑)。
南:出た(笑)。なんでいつも「談話室」のロゴを入れたがるのよ(笑)。
※イベントでの古着の販売価格は変更になる可能性もあります。